【2月16日 AFP】女子テニス、カタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2013)は15日、カタールのドーハ(Doha)でシングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は3-6、6-3、7-5で第7シードのペトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)を下し、準決勝進出を果たした。

 この勝利によりセレーナは、18日に発表されるWTAランキングで、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)覇者のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)から世界ランク1位の座を約2年ぶりに奪い返すこととなり、クリス・エバート(Chris Evert、米国)が1985年に達成した30歳11か月3日の歴代最年長記録を塗りかえ、31歳4か月24日で世界トップに返り咲いた。

 セレーナにとって今回のランクインは、2002年7月に初めて世界1位に輝いて以来、通算6度目の頂点ということになる。
 
 試合後のインタビューでセレーナは涙を見せながら、「最近神経質になっていつも泣いていた。再び1位に復帰できるなんて、思っていなかった。1位に戻る機会を与えられたことにとても感謝している。長い道のりだったし、今は最高の気分。これまで大変な努力を続けてきたが、ここで留まりたいとは思っていない」と語った。

 セレーナは2012年にウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)で優勝を果たした他、ロンドン五輪で金メダルを獲得。更にシーズン最終戦のWTAツアー選手権(TEB BNP Paribas WTA Championships - Istanbul 2012)も制覇するという輝かしい成績を残した。

 2013年に入ってからは、シーズン初戦のブリスベン国際(Brisbane International 2013)で生涯47回目のツアー優勝を成し遂げているが、続く全豪オープンテニスでは怪我の影響を受け、惜しくも準々決勝敗退を喫している。(c)AFP