【10月29日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(TEB BNP Paribas WTA Championships - Istanbul 2012)は28日、トルコ・イスタンブール(Istanbul)のスィナン・エルデム・ドーム(Sinan Erdem Dome)で決勝が行われ、大会第3シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-4、6-3で第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)に勝利し、優勝を果たした。

 今シーズンここまでウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)、ロンドン五輪、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)の3大会でタイトルを獲得した31歳のセレーナは、シャラポワを快勝で破って通算3度目のツアー選手権優勝を果たし、素晴らしい1年を締めくくった。

 そしてこの試合でも重いショット、信頼の置けるサーブ、尽きることのないモチベーションを武器に常に相手にプレッシャーをかけ続け、第1セットの第5ゲームで初めてブレークを奪うと、早くも勝利を視界に納めた。

 セレーナはシャラポワとの決勝戦で今大会最高の内容を見せたが、それには2選手の過去の対戦も多少関係していた。

 17歳のシャラポワに敗戦を喫した2004年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2004)決勝以降、セレーナはシャラポワと8度対戦して1度も負けていない。この試合でもブレークで3-2、続くゲームをキープして4-2としたアドバンテージを生かして第1セットを奪うと、第2セットは容赦ないプレーを見せた。(c)AFP/Richard Eaton