【8月30日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)は29日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス2回戦が行われ、大会第23シードのキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)は6-7、6-7で英国のローラ・ロブソン(Laura Robson)に敗れ、現役生活に終止符を打った。

 全米オープンでは通算3度の優勝を誇る元世界ランキング1位のクライシュテルスは、世界ランク89位のロブソンにまさかの敗戦を喫し、現役最後の大会で有終の美を飾ることはできなかった。

 また、2011年に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2011)を制し、グランドスラム(四大大会)通算4勝を挙げているクライシュテルスの全米オープンでの連勝記録は22試合で終わった。

 クライシュテルスは以前から今大会を最後に現役を退くことを表明しており、引退後は家族と過ごす時間を増やしたいと述べていた。

 2005年、2009年、2010年に全米オープンを制したクライシュテルスは試合後、「2005年に優勝した時は夢がかなったと思いました。この大会は引退するにはこれ以上ない場所です。引退する大会を選ぶなら全米オープンしかないと思っていました。ローラはすごくいいプレーをしていました。私も頑張ったけど力及びませんでした」と語った。

 一方、クライシュテルスが全米オープン初出場を果たした1999年大会当時は5歳で、世界ランキング100位以内に入る選手では最年少となる18歳のロブソンは、自身初のグランドスラム3回戦進出を果たした。

 ロブソンは3回戦で大会第9シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)と対戦する。(c)AFP/Dave James