【6月8日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は7日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)と大会第21シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)が決勝に進出した。

 準決勝でシャラポワは6-3、6-3で第4シードのぺトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)に、エラーニは7-5、1-6、6-3で第6シードのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)に勝利した。

 25歳で同い年のシャラポワとエラーニは初対戦となる。

 2011年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)決勝で敗れたクヴィトバにリベンジを果たしたシャラポワは、選手生活を脅かす肩のけがをした2008年以来となる世界ランキング1位に返り咲いた。

 またシャラポワは、2004年にウィンブルドン選手権、2006年に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2006)と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2006)を制しており、9日の決勝で勝利すれば史上10人目の生涯グランドスラムを達成することになる。

■快進撃のエラーニ、またしてもグランドスラム覇者を破り決勝へ

 一方、今シーズンここまでクレーコート大会3勝を挙げているにも関わらず、今大会の優勝候補に挙げられなかったエラーニは、四大大会(グランドスラム)で初めて決勝に進出した。

 2008年大会覇者のアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)、2009年大会覇者のスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)に続き、2011年の全米オープン覇者ストーサーから勝利を収めたエラーニは、2010年大会のフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone)以来史上2人目となるイタリア人選手による全仏制覇を目指すことになる。(c)AFP/Allan Kelly

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