【6月2日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は1日、女子シングルス2回戦と3回戦が行われ、大会優勝候補のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)とマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)がそれぞれ勝ち進んだ。

 前日に行われた男子シングルスでジョン・イズナー(John Isner、米国)とポール・アンリ・マチュー(Paul-Henri Mathieu、フランス)の試合が長引いたため、2回戦の試合が順延となった第2シードのシャラポワは6-1、6-1で森田あゆみ(Ayumi Morita)を退け、3回戦に進出した。

 全仏前哨戦のポルシェ・テニス・グランプリ2012(Porsche Tennis Grand Prix 2012)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2012)で優勝しているシャラポワは、3回戦で彭帥(Shuai Peng、ポン・シュアイ)と対戦する。

 3回戦でカナダのアレクサンドラ・ウズニアッキ(Aleksandra Wozniak)と対戦した第1シードのアザレンカは6-4、6-4で快勝し、4回戦に進出した。

 その一方で、大会第3シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)が1-6、2-6で2009年大会覇者のスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)に、2008年大会覇者のアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)が6-1、5-7、3-6でイタリアのサラ・エラーニ(Sara Errani)に敗れ、大会から姿を消した。

 ラドワンスカにクレーコートでの戦い方をレッスンした第26シードのクズネツォワと、クレーコート大会で今シーズン3勝を挙げているエラーニは、ベスト8入りをかけて4回戦で対戦する。(c)AFP