【5月30日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がキャリア初のグランドスラム1回戦敗退を喫した。

 2002年の全仏覇者であるセレーナは6-4、6-7、3-6で世界ランク111位のビルジニー・ラザノ(Virginie Razzano、フランス)との3時間3分に及ぶフルセットマッチに敗れた。

 グランドスラムに通算47回出場し13勝を挙げているセレーナの過去最低成績は、1998年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)での2回戦敗退で、姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)に敗れている。

 一方、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-0、6-0でルーマニアのアレクサンドラ・カダントゥ(Alexandra Cadantu)を退け、2回戦に進出した。

 世界ランク74位のカダントゥを48分で下したシャラポワは、スロベニアのポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog)に3-6、6-4、6-3で勝利した森田あゆみ(Ayumi Morita)と2回戦で対戦する。

 また、2011年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)覇者で大会第4シードのぺトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)は6-1、6-2でオーストラリアのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)に快勝した。

 2010年大会の全仏覇者で大会第14シードのフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)は6-3、6-1でクルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)を下し、2回戦に駒を進めている。(c)AFP/Chris Wright