【1月9日 AFP】(10日写真追加、記事更新)テニス、ブリスベーン国際(Brisbane International 2010)女子シングルス決勝。大会第1シードのキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)は、ベルギーのジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)と対戦。クライシュテルスは6-3、4-6、7-6で勝利し、ツアー通算36勝目を挙げた。

 2大ライバルの2時間23分を超える戦いは、クライシュテルスが4度目のマッチポイントを奪って終わりを迎えた。

 試合後にクライシュテルスは「とてもレベルが高かった。こういう試合ができるのは楽しい。ともに素晴らしいテニスができていれば、大きな試合でプレーするのは楽しい。それに尽きる。最も悩まされたのは、彼女との対戦では最高のテニスがいつもできていなかったという過去の記憶だった。今日は間違いなく成長したことを感じることができたし、それはこの試合を乗り越える上で最もポジティブな要素だった」と語っている。

 敗れたエナンもクライシュテルスの見解に賛同し、「これまでで最も激しい試合だった」と語り、クライシュテルスとのプロツアー23度目の対戦で最高の試合だったとコメントしている。

 復帰後初めてのトーナメントで優勝を飾るという望みはかなわなかったエナンだが、開幕を控える全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2010)では優勝候補の一人であるということを十分に示した。

 なお、エナンは足の負傷によりメディバンク国際(Medibank International 2010)の欠場を余儀なくされることになった。

 20か月のブランクを経て出場したブリスベーン国際の決勝で足の張りを訴えた27歳のエナンは、ブリスベーンで数日間足を休めた後、全豪オープンに向けてメルボルン(Melbourne)に発つ。(c)AFP