【10月3日 AFP】(記事更新、写真追加)女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2009)ダブルス決勝。杉山愛(Ai Sugiyama、日本)/ダニエラ・ハンチュコワ(Daniela Hantuchova、スロバキア)組は、アリサ・クレイバノワ(Alisa Kleybanova、ロシア)/フランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)組と対戦。杉山/ハンチュコワ組は、4-6、2-6でクレイバノワ/スキアボーネ組に敗れ、準優勝に終わった。

 試合後には、コーチで母親の芙沙子さんが見守るなか引退セレモニーが行われた。有明コロシアム(Ariake Colosseum)に集まったファン9513人を前に、杉山は「テニスにたくさんの物をもらった」と語り、「スポーツを通して皆さまに恩返しができたらと思います」と今後の抱負を述べ、17年間のプロ人生を終えた。

 杉山は4大大会(グランドスラム)に62回連続出場の最長記録を達成。グランドスラムでのダブルス3勝をはじめ、シングルスでも04年に世界ランキング8位まで登りつめた。2000年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)と04年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)ではベスト8に進出し、1999年の全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships)では混合ダブルスで優勝。ダブルスは通算38勝、シングルスでは通算6勝を挙げた。(c)AFP

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