【9月23日 AFP】(記事更新、写真追加)女子テニス元世界ランキング1位のジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)が22日、母国ベルギーのテレビで現役復帰を発表した。同選手の復帰は16か月ぶり。

 4大大会(グランドスラム)通算7勝を誇るエナンは、テレビで「情熱がよみがえった」と語り、全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2009)女子シングルスで優勝した同国のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters)に続いて現役復帰する意向を明かした。

 エナンは、テレビ局RTL-TVIのニュースで「本当に待ちきれなかった。とても幸せで、今夜(22日)こんなに早い復帰を発表することができ深く感動している。2008年5月14日に引退を告げたので、これは驚くべきこと。引退後は自分の道を歩んできたが、しばらくして消えてしまったと思っていた情熱がよみがえった」と語っている。

 エナンはテニスへの情熱を失い、家族、基金、テニススクールを大事にしたいとして現役を退いたが、年末にベルギーのシャルルロワ(Charleroi)とドバイで行われるエキシビションマッチに出場するために練習を再開したことで、現役復帰がうわさされていた。

 エナンの復帰がささやかれる中、クライシュテルスは、結婚、出産を経て2年ぶりに現役復帰したわずか5週間後、全米オープンで優勝を果たした。

 2008年5月に引退するまで、エナンはWTAツアーで通算41勝を挙げ、計117週世界ランキング1位の座に君臨していた。(c)AFP

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