出場停止の危機に直面するウィリアムス姉妹
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【9月4日 AFP】ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)が、2001年に行われたマスターズシリーズ・インディアンウェルズ大会(Indian Wells Masters Series、現パシフィック・ライフ・オープン(Pacific Life Open))でブーイングを受けたことを理由に出場拒否を続けていることで、WTAツアー出場停止処分を受ける可能性に直面している。
ウィリアムス姉妹は、女子テニス協会(Women’s Tennis Association、WTA)のラリー・スコット(Larry Scott)会長に対し、出場拒否によりボーナスの賞金や最低でも10位以内を維持するために必要なランキングポイントを失うとしても、インディアンウェルズ大会には今後も出場しない意向を伝えている。
スコット会長は「非常に残念な状況だ。彼女たちは双方共にインディアンウェルズでのプレーを予定していない。ヴィーナス、セレーナとは数時間話し合ったが、彼女たちが私に話したことが全てだとは思わない。彼女たちがプレーする可能性はある」と話している。
2008年の世界ランキングを10位以内で終わることが予想されているウィリアムス姉妹が、2009年のスケジュールで出場義務のある大会を欠場すれば出場停止は免れない。WTAは上位選手に対し、北京(Beijin)、マドリード(Madrid)、ミラノ(Milano)、インディアンウェルズで行われる大会の出場を必須としながら、四大大会(グランドスラム)以外の大会への出場義務を13試合から10試合に削減し、更なる賞金と長いオフシーズンを与えるという計画を立てている。
ウィリアムス姉妹の出場拒否は2001年のインディアン・ウェルズ大会準決勝で両者が対戦したことに起因する。その試合でビーナスは終了間際にひざを負傷したため棄権したが、その棄権理由には多くの疑惑が持ち上がった。その後セレーナは、決勝戦でブーイングを受けながらもセットカウント2-1でキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)を下している。
WTAの新しい規則には免責条項があり、選手は大会期間中のプロモーションイベントに参加するか、年内に予定されている同大会へのプロモーション活動に参加しなければならないとされており、スコット会長は「ウィリアムス姉妹はWTAのルールに従うことになり、出場停止を免れるにはプロモーション活動に参加しなければならない。彼女たちは自分たちがルールの対象であることを理解している。我々には大会運営にも好ましい形で彼女たちをプロモーションに参加させる自信がある」と話している。
インディアンウェルズ大会を欠場すれば、ウィリアムス姉妹は2010年に行われるマイアミとマドリードのマスターズシリーズに出場できなくなる。インディアンウェルズ、マイアミ、そしてマドリードでの大会でランキングポイントを獲得できなければ、ウィリアムス姉妹がランキング上位に残ることは難しく、シード権が低くなるなどの影響を受ける。そしてプロモーションイベントに参加した場合でも、インディアンウェルズ大会を欠場することによる賞金とポイントの損失は避けられない。(c)AFP/Jim Slater
ウィリアムス姉妹は、女子テニス協会(Women’s Tennis Association、WTA)のラリー・スコット(Larry Scott)会長に対し、出場拒否によりボーナスの賞金や最低でも10位以内を維持するために必要なランキングポイントを失うとしても、インディアンウェルズ大会には今後も出場しない意向を伝えている。
スコット会長は「非常に残念な状況だ。彼女たちは双方共にインディアンウェルズでのプレーを予定していない。ヴィーナス、セレーナとは数時間話し合ったが、彼女たちが私に話したことが全てだとは思わない。彼女たちがプレーする可能性はある」と話している。
2008年の世界ランキングを10位以内で終わることが予想されているウィリアムス姉妹が、2009年のスケジュールで出場義務のある大会を欠場すれば出場停止は免れない。WTAは上位選手に対し、北京(Beijin)、マドリード(Madrid)、ミラノ(Milano)、インディアンウェルズで行われる大会の出場を必須としながら、四大大会(グランドスラム)以外の大会への出場義務を13試合から10試合に削減し、更なる賞金と長いオフシーズンを与えるという計画を立てている。
ウィリアムス姉妹の出場拒否は2001年のインディアン・ウェルズ大会準決勝で両者が対戦したことに起因する。その試合でビーナスは終了間際にひざを負傷したため棄権したが、その棄権理由には多くの疑惑が持ち上がった。その後セレーナは、決勝戦でブーイングを受けながらもセットカウント2-1でキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)を下している。
WTAの新しい規則には免責条項があり、選手は大会期間中のプロモーションイベントに参加するか、年内に予定されている同大会へのプロモーション活動に参加しなければならないとされており、スコット会長は「ウィリアムス姉妹はWTAのルールに従うことになり、出場停止を免れるにはプロモーション活動に参加しなければならない。彼女たちは自分たちがルールの対象であることを理解している。我々には大会運営にも好ましい形で彼女たちをプロモーションに参加させる自信がある」と話している。
インディアンウェルズ大会を欠場すれば、ウィリアムス姉妹は2010年に行われるマイアミとマドリードのマスターズシリーズに出場できなくなる。インディアンウェルズ、マイアミ、そしてマドリードでの大会でランキングポイントを獲得できなければ、ウィリアムス姉妹がランキング上位に残ることは難しく、シード権が低くなるなどの影響を受ける。そしてプロモーションイベントに参加した場合でも、インディアンウェルズ大会を欠場することによる賞金とポイントの損失は避けられない。(c)AFP/Jim Slater