【9月14日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)は13日、ワールドグループ・プレーオフが各地で行われ、日本はコロンビアと1勝1敗で初日を終えた。

 日本は、第1試合で錦織圭(Kei Nishikori)が6-3、6-4、6-4でアレハンドロ・ファリャ(Alejandro Falla)を下したが、第2試合では添田豪(Go Soeda)が4-6、6-3、5-7、6-3、1-6でサンティアゴ・ヒラルド(Santiago Giraldo)に敗れた。

 世界ランク12位の錦織はファリャ相手に全く危なげなく勝利し、ワールドグループ復帰を狙う日本を勢いづけたが、第2試合では最終セットに強烈なショットを決めたヒラルドが添田とのフルセットの戦いに勝利し、コロンビアが1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)1回戦で敗れて以来の試合となった錦織は、第2セットを4-2とリードした後、2ゲーム連続で落としたもののすぐに立ち直り、走りながらクロスを決めて突き放すと、このセットを手にした。

 世界ランク94位と格下のファリャは錦織の攻撃に全く太刀打ちできず、すでに勝負をあきらめていたように見えたマッチポイントでは、錦織のサーブを返しきれずスタンドに高く打ち込み、1時間50分で試合は決着した。

 2020年夏季東京五輪のテニス競技が行われる予定で、2012年の楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2012)で自らの優勝を決めた有明コロシアム(Ariake Coliseum)で錦織は「プレッシャーがありました」とレポーターに語った。

 今年2月24日に行われた全米室内選手権(US National Indoor Championships 2013)でツアー通算3勝目を挙げた錦織は続けて、「今日はデビスカップだったので特別神経質になっていました。それでも、3セットで勝利を収めることができて、体力をセーブできたのは大きいですね」とコメントした。(c)AFP