【4月6日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)は5日、ワールドグループ準々決勝が各地で行われ、セルビアは米国と1勝1敗とした。

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が第1試合を先勝して好調なスタートを切ったセルビアだったが、後の試合で米国のサム・キュエリー(Sam Querrey)がヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki)との対戦で勝利を挙げ、対戦成績をタイに戻している。

 世界ランク1位のジョコビッチは力強いサーブが持ち味のジョン・アイズナー(John Isner)を7-6、6-2、7-5で下した。

 試合序盤にアイズナーにブレークを喫しリードを許したものの、徐々にいつもの調子をつかんだジョコビッチは第6ゲームをブレークし、その後のタイブレークでセカンドサーブでのサービスエースを放つなどして第1セットを掴んだ。

 続く第2セットでもジョコビッチはアイズナーに圧力を与えつづけ、第3ゲームをブレークして主導権を得ると、7ゲームでも相手のキープを許さずリードを広げた。

 第3セットの2ゲーム目で、同セット中アイズナーに許した唯一のブレークポイントのキープに成功したジョコビッチはその後、最終ゲームをバックハンドのウィナーでラブゲームに抑え、ストレートセットでの勝利を決めた。マッチポイントを奪った直後、ジョコビッチはチームメイトの元に駆け寄って勝利を喜んだ。

 一方の試合ではキュエリーが、7-6、3-6、4-6、6-1、6-4でトロイキを破った。

 米国の準決勝進出の望みを軌道に乗せなければいけないキュエリーは第1セットを先取するが、その後2セットを連続で落としてしまう。

 猛攻見せて第4セットを奪うと、5-4でリードした第5セットの最後にはラブゲームを制して、自身のキャリアで2度目の5セットマッチを白星で飾った。

 今回2度目の対戦に臨んでいる両国だが、初顔合わせとなった2010年大会ではセルビアが米国に土をつけた後、決勝に進み優勝に輝いている。その一方で、米国は過去に32度のデビスカップ制覇を果たしている。(c)AFP