【6月16日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2013)は15日、ドイツのハレ(Halle)でシングルス準決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は3-6、6-3、6-4で第3シードのトミー・ハース(Tommy Haas、ドイツ)を下し、決勝に進出した。

 フェデラーは、昨年大会(Gerry Weber Open 2012)の決勝で敗れたベテランのハースにリベンジを果たし、今シーズン初となるタイトル獲得まであと1勝に迫った。

 世界ランク3位で31歳のフェデラーは、もう一試合の準決勝で第2シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を破ったロシアのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny)と16日の決勝で対戦する。フェデラーはこれまで大会通算7度の決勝進出で5度の大会制覇を遂げている。

 フェデラーより4歳年上のハースは、時折コート上で往年の姿を思い起こさせるプレーを見せ、10本のアンフォースドエラーを犯したフェデラーから第1セットを約30分で奪った。

 しかし、フェデラーは第2セットの序盤で反撃を見せ、第2ゲームでブレイクするなどゲームカウント5-2とリードし、ハースが2度のブレイクポイントを跳ね返したものの、続くゲームを簡単に奪いセットカウントを1-1とした。

 第3セットに入っても流れは変わらず、ハースは連続でダブルフォールトを犯すなど相手に有利な状況を与えると、フェデラーは2度目のマッチポイントを確実に捉えて勝利を挙げた。

  四大大会(グランドスラム)で通算17度の優勝経験を持つフェデラーの決勝進出は、今シーズン2度目。決勝で対戦するユーズニーからは、昨年大会の準決勝での勝利を含め、9戦全勝を挙げている。(c)AFP