【6月16日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2013)は15日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4-6、6-3、6-2で第4シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、決勝に進出した。

 逆転で大会3度目の決勝進出を果たしたマレーは、オーストラリアのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)を6-4、4-6、6-2で破った前回大会(AEGON Championships 2012)王者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と優勝をかけて対戦する。

 大雨の影響で試合開始まで数時間待たされたマレーは、序盤こそもたついたものの尻上がりに調子を上げ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)の前哨戦に位置づけられる今大会で、ツォンガに再び敗戦を味わわせた。

 2012年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)覇者のマレーは、2011年のエイゴン選手権(AEGON Championships 2011)決勝、2012年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)準決勝を含め、過去8戦中7戦でツォンガから勝利を挙げており、この日も近しい友人を圧倒した。

 マレーにとっては、ダビド・フェレール(David Ferrer)を破って優勝した3月のソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)以来、41度目のATP大会決勝進出となった。

 マレーは2009年と2011年のこの大会を制しており、3度目の優勝となれば、開幕まで10日を切ったウィンブルドンに向け、完璧な形で準備期間を終えることとなる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS