【6月15日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2013)は14日、シングルス準々決勝が行われ、オーストラリアのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)は6-2、2-6、6-2で大会第3シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)を下し準決勝に進出した。

 この大会を過去に4度制覇しているヒューイットは、世界ランク8位のデルポトロ相手に往時をほうふつとさせる驚きの勝利を挙げ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)の前哨戦であるこの大会の優勝に近づいた。

 ヒューイットが世界ランク10位内の選手に勝利するのは、2012年10月のバレンシア・オープン(Valencia Open)でフアン・モナコ(Juan Monaco、アルゼンチン)に勝利して以来となる。

 もし優勝すれば、ヒューイットは今大会の最年長覇者となる。現在の最年長記録は1983年にジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏が優勝した際の30歳と284日となっている。

 元ウィンブルドン覇者で、1998年に17歳で今大会に初出場した元世界ランク1位のヒューイットは現在32歳。世界ランクも82位と低迷しており、キャリアの終盤を迎えている。

 しかし今大会では、ここまで勝ち上がるまでに世界ランク上位選手であるグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)とかつて今大会で優勝したことのあるサム・キュエリー(Sam Querrey、米国)の2人を破って注目を浴びた。

 この勝利により、ヒューイットは2012年7月に行われたグラスコート大会、ホール・オブ・フェイム・テニス・チャンピオンシップス(Campbell's Hall of Fame Tennis Championship)で決勝に進出して以来となる、一大会での3連勝を記録した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS