【6月14日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2013)は13日、雨で順延となっていたシングルス2回戦と、3回戦の試合が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は両試合に勝利して準々決勝へ駒を進めた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)の前哨戦であるエイゴン選手権では、激しい雨によりスケジュールに遅れが出ていたため、マレーはこの日、2試合を戦うことを強いられた。

 しかしながら、前シーズンの全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)覇者マレーは難しい状況にうまく対応し、2回戦では前年大会で敗れていたフランスのニコラ・マウー(Nicolas Mahut)に6-3、7-6で勝利し、雪辱を果たした。

 中断となった13日の時点で、マレーはセットカウントを6-3、2-2としており、この日は43分で過去大会で準優勝したことのあるマウーから勝利を収めた。

 それからわずか3時間ほどで迎えた3回戦、オーストラリアのマリンコ・マトセビッチ(Marinko Matosevic)との対戦でも、マレーは厳しい日程の影響を見せずに6-2、6-2で勝利した。

 5月に腰の痛みの再発させたマレーは、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)を途中棄権すると、その後行われた全仏オープンテニス(French Open 2013)を欠場した。エイゴン選手権はそれ以来の公式戦出場となっているマレーだが、勘が鈍った様子はほとんど見せず、世界ランキング65位のマトセビッチを56分で退けた。

 マレーは準々決勝でドイツのベンジャミン・ベッカー(Benjamin Becker)と対戦する。ベッカーは3回戦で、大会第7シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)に7-6、7-5で勝利し、番狂わせを演じている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS