【6月13日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2013)は12日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は1-6、7-6、3-6でロシアのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny)に敗れた。

 今大会は2回戦からの登場となった世界ランク13位の錦織だが、全仏オープン(French Open 2013)のトミー・ハース(Tommy Haas)戦でラケットを9回ベンチに叩きつけて壊し、ユーチューブ(YouTube)で話題を集めたユーズニーとの試合で芝に馴染むのに苦労し、第1セットを簡単に落とした。

 優勝したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れた全仏オープンでベスト16入りを果たしている錦織は、その後は芝の感触をつかんだものの、2時間以上に及んだ試合で敗戦を喫した。

 錦織は「初戦でユーズニーとの対戦は難しい。相手は最初から良くて、僕はミスが多かった」とコメントしている。

「第2セットからは良くなったけど、最後のゲームは彼がチャンスをものにした。ウィンブルドンに向けて準備を整えなくてはならない」

 また錦織は、普段あまり使われないサーフェスに慣れるため、グラスコートのシーズンを伸ばしてほしいと希望した。

「1年間で2、3週間しかプレーしないしため、簡単ではない。グラスコートのシーズンを伸ばしてくれたら嬉しい。ウィンブルドンでプレーすることはみんなの夢だから」

 準々決勝でユーズニーは、大会第6シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)とトビアス・カムケ(Tobias Kamke)のドイツ勢対決の勝者と対戦する。

 ユーズニーは前年大会でベスト4まで勝ち残っているが、5度の大会優勝を誇るスイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)に敗れていた。(c)AFP