【6月13日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2013)は12日、シングルス2回戦が行われ、オーストラリアのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)が6-4、6-3で大会第10シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破り、3回戦に進出した。

 ウィンブルドン選手権の前哨戦となる今大会で通算4度の優勝を誇る元世界ランク1位のヒューイットだが、現在はキャリアの晩年に入っており、苦しい状況であることは82位という世界ランキングが示している。

 先日の全仏オープンテニス(French Open 2013)では、ジル・シモン(Gilles Simon、フランス)に2セットを先取しながらも、逆転負けで1回戦敗退に終わり、公式戦4連敗を喫したことで引退の可能性が再び取り沙汰されていた。

 しかし、2002年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2002)で優勝するなど、ロンドン(London)のグラスコートで成功を収めてきたヒューイットは、1回戦で苦戦しながらも米国のマイケル・ラッセル(Michael Russell)に勝利すると、2回戦では今季最高の内容を見せ、前評判の高かったディミトロフに圧勝した。

 3月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2013)以来となる2回戦突破を果たしたヒューイットは、3回戦で大会第6シードのサム・キュエリー(Sam Querrey、米国)と対戦する。(c)AFP