【6月13日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2013)は12日、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とフランスのニコラ・マウー(Nicolas Mahut)によるシングルス2回戦が行われたが、第2セットの途中で雨のため中断となった。

 試合が中断するまで、マレーは6-3、2-2でリードしていた。

 けがで戦列を離脱していたマレーにとって、ストレスの溜まる復帰戦となった。

 今大会では過去に2度の優勝を誇るマレーだが、5月に出場したイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)で再発した腰のけがを悪化させ、5月末に開幕した全仏オープン(French Open 2013)を欠場している。

 イタリア国際以来の大会出場となったマレーは多少の体の錆び付きを見せながらも第1セットを先取。しかしその後雨が降り始め、第2セットの序盤に試合は3度の中断を強いられた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)と全米オープン(The US Open Tennis Championships 20132)を控えけがを避けたいマレーは、3度目の中断となった時には自らコートを去りたいというそぶりを見せた。

 マレーは昨年大会の2回戦でマウーに衝撃の敗退を喫しているが、その後雨が止む気配がなかったため試合は順延となり、マレーは昨年の屈辱を晴らすのを13日まで待たなければいけなくなった。

 もし試合に勝利した場合、マレーは3回戦でオーストラリアのマリンコ・マトセビッチ(Marinko Matosevic)と対戦する。マトセビッチは、2回戦で対戦する予定だったフランスのベテラン、ミカエル・ロドラ(Michael Llodra)がハムストリングの負傷で棄権したため、不戦勝で3回戦進出を果たしている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS