【6月8日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)は6-1、7-6、6-2で第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、決勝進出を果たした。

 ツォンガは1983年大会で優勝したヤニック・ノア(Yannick Noah)氏以来、30年ぶりのフランス勢による全仏制覇を期待されていたが、フェレールの見事なパフォーマンスによってその夢は絶たれた。

 31歳のフェレールはこの試合で、勝利にふさわしい見事な粘り強さを見せ、四大大会(グランドスラム)出場42度目にして初の決勝進出を果たした。

 フェレールは頂上対決で、同じくスペイン出身で、過去7度の全仏制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal)と対戦する。ナダルは同日行われた準決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Noval Djokovic、セルビア)を6-4、3-6、6-1、6-7、9-7で下した。

 過去対戦成績ではナダルが19勝4敗でフェレールを圧倒している。全仏オープンでスペイン勢同士の決勝が行われるのは、アルベルト・コスタ(Albert Costa)とファン・カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)氏が対戦した2002年大会以来初となる。

 今大会、まだ1セットも落としていないフェレールは試合後、「ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)での決勝に進出することができてとても嬉しい。僕にとって初めてのグランドスラムファイナルだ」と喜びを語った。

「(ナダルよりも)僕の方が年を取っているかもしれないが、経験値は上。あまり疲労は感じていない。決勝でラファエル・ナダルと対戦するにおいて、100%の力を発揮しなければいけない」

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