【6月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)が7-5、6-3、6-3で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を退け、準決勝に進出した。

 フェデラーを敗退に追いやったツォンガは、フランス勢としては2008年大会のガエル・モンフィス(Gael Monfils)以来となる全仏4強入りを果たし、フランス人男子としては30年ぶりとなる大会制覇に一歩前進した。

 28歳のツォンガは準決勝で第4シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)と対戦する。

 この勝利でツォンガは、2012年大会準々決勝で4度のマッチポイントを迎えながらもノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)にフルセットで敗れた雪辱を果たしている。

 一方、四大大会(グランドスラム)では36大会連続となる準々決勝に臨んだフェデラーだったが、大会通算58勝目とグランドスラム通算34回目の準決勝進出はならなかった。

 これまでの対戦成績ではグランドスラム通算17勝を誇るフェデラーが9勝3敗と優位に立っていたが、2011年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)では、ツォンガがセットカウント0-2から逆転勝利を収めている。

 31歳のフェデラーが4回戦で第15シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)にフルセットに持ち込まれながらも辛勝したのに対し、ツォンガは1セットも落とすことなくストレート勝利で準決勝まで到達した。(c)AFP/Dave JAMES