【6月3日 AFP】(記事訂正)全仏オープンテニス(French Open 2013)に参戦するラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、自身の27歳の誕生日を迎える3日、錦織圭(Kei Nishikori)との4回戦に臨む。

 大会第3シードのナダルは、全仏オープンでこれまで通算7度のタイトル獲得を果たしており、四大大会(グランドスラム)では史上初となる同一大会8勝という記録更新がかかっている。

 一方第13シードの錦織は、日本人男子としては1931年と33年の佐藤次郎(Jiro Satoh)氏以来となる全仏オープン8強入りを目指す。

 大会通算55勝1敗という実績を誇るナダルだが、今大会では初めて1回戦から2戦連続で第1セットを落としており、4回戦突破は果たしたものの、いまだ思うような戦いができていない。

 しかし約7か月間の離脱から2月に復帰して以降、ナダルは8大会で決勝に進出し、6度の優勝を遂げている。

 さらにクレーコート大会だけを見ると今季36試合中34勝。落としたのは復帰後初出場となった2月のVTRオープン(VTR Open 2013)でのオラシオ・ゼバロス(Horacio Zeballos、アルゼンチン)との決勝戦と、9連覇をかけて臨んだ4月のモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2013)決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた2戦のみだった。

 錦織は16強入りを果たした時点で、1938年大会の中野文照(Fumiteru Nakano)氏以来、日本人男子として75年ぶりの快挙を果たしている。(c)AFP