【5月28日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第13シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-3、6-2、6-0でカナダのジェシー・レヴィン(Jesse Levine)を下し、2回戦に進出した。

 米フロリダ(Florida)に拠点を持つ錦織は、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)の3回戦ではクレイコートで気迫を見せ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を下して準々決勝に進んだが、翌週のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)では2回戦敗退に終わった。

 今年初めに全米室内選手権(US National Indoor Championships 2013)で優勝を飾り、世界ランクを15位に上げた錦織は、松岡修造(Shuzo Matsuoka)氏が記録した日本男子選手最高位の同46位を破るための「プロジェクト45」でかつて設定した目標を大きく上回っている。

 錦織は2012年大会(French Open 2012)を負傷のため欠場し、それ以前の2度の出場時は2回戦で敗れているが、今大会の次戦では無名のグレガ・ゼミヤ(Grega Zemlja、スロベニア)が相手ということもあり、その記録を塗り替えると見られる。

 錦織は、「次の目標はもちろんトップ10。とはいえ簡単じゃない。近付いてはいるけど、道のりは長い」とコメントしている。(c)AFP