【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)は18日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-4で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を下し、決勝に進出した。

 準々決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を相手に強烈なサーブと洗練されたショットのコンビネーションで番狂わせを演じたベルディハは、この試合でも第2セットに入って立ち直りの兆しを見せたものの、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)に続く2週連続優勝に王手をかけたナダルのパワーには及ばなかった。

 この大会で過去6度の優勝を誇るナダルは、決勝を見据えて準決勝をできるだけ早く終わらせたいという思惑もあり、第1セット第1ゲームのサービスブレイクを手始めに、ベルディハにほとんど反撃のチャンスを与えなかった。

 負傷による7か月間の欠場から復帰後、ナダルは7大会で5回の優勝を果たしており今回が8回目の決勝進出となる。

 ナダルは決勝で、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と通算30回目となる対戦に挑む。(c)AFP