【5月7日 AFP】男子テニス、オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)の父親が、トミックの練習相手に頭突きをして負傷させた。父親であるジョン・トミック(John Tomic)氏は自己防衛を主張している。

 テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)に出場する選手が宿泊するマドリード(Madrid)市内のホテル前で4日、トミック氏は息子の練習パートナーを務めるトマス・ドルーエ(Thomas Drouet)に頭突きしたとされている。

 弁護士は、ドルーエに両腕をつかまれ、倒れないように自分を守ろうとしたトミック氏が頭突きをしたとし、トミック氏自身も暴行を否定していると語った。ドルーエは鼻の骨を折っている。

 当局によると、息子のコーチを務めるトミック氏は騒動の数時間後に拘束され、裁判所への出廷のため釈放された。また、モナコ出身のドルーエは、首にギプスをし、鼻にテープを貼って出廷した。

 トミック氏は暴行の容疑を否認しており、審理は5月14日に延期されている。

 トミック氏はこの件について、「罪悪感はない。何も間違ったことはしていない」と記者団に応えた。

 有罪となればトミック氏には3か月から最長3年の禁固刑が言い渡される。(c)AFP