ナダルが準決勝進出、バルセロナ・オープン
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【4月27日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2013)は26日、3回戦と準々決勝が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は3回戦で第13シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を7-6、6-2で、準々決勝でスペインのアルベルト・ラモス(Albert Ramos)を6-3、6-0で下し、準決勝進出を決めた。
25日に予定されていた試合が雨天の影響で順延したため、この日は午前と午後に分けて2試合を戦うことになったナダルだが、過去7度の優勝を誇るこの大会でクレーコートにおける圧倒的な強さを発揮した。
この日最初に臨んだペールとの試合では、立ち上がりでペースを掴むのに時間がかかったが、得意とするクレーコートでリズムに乗り始めると、タイブレークをものして第1セットを奪い、第2セットでは相手を圧倒して難なく試合を制した。
午後の準々決勝では、3回戦で大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)を6-4、7-6で退けて勝ち上がったラモスを、わずか65分で退けた。
ナダルは試合の後、「今大会ではここまでで1番いい試合ができた。アルベルトのミスにもたくさん助けられた。2試合目ではかなり調子も上がり、難しい1日をうまく乗り切れた」と満足げに語った。
膝の故障により約7か月の離脱を経て今年2月に戦列復帰を果たしたナダルは、21日に行われたモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2013)決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れて優勝を逃したものの、順調な経過を見せており、今シーズンの通算成績を24勝2敗、クレーコートでは19勝2敗としている。
ナダルの今大会通算成績は38勝1敗。黒星は2003年大会の2回戦で、現在デ杯スペインチームの監督を務めるアレックス・コレチャ(Alex Corretja)相手に喫した1敗のみとなっている。 準決勝でナダルは大会第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦する。
ラオニッチは3回戦でラトビアのエルネスツ・ガルビス(Ernests Gulbis)を6-2、7-6で下し、準々決勝ではおよそ2時間半かけてスペインのトミー・ロブレド(Tommy Robredo)から6-7、6-3、7-6で勝利をもぎ取った。(c)AFP