【4月25日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2013)は24日、2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-2でアルゼンチンのカルロス・ベルロク(Carlos Berlocq)に勝利し、3回戦進出を決めた。

 21日のモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2013)決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)に敗れ、前人未踏の大会9連覇を阻まれたナダル。今大会では、初めて同じスペイン出身のダビド・フェレール(David Ferrer)に上位シードを譲ったが、この試合で得意であるクレーコートでの安定感を取り戻し、勝利をつかんだ。

 2月に開催されたクレー大会のブラジル・オープン2013(Brazil Open 2013)でナダルに敗れているベルロクはしぶとい粘りを見せ、ナダルは試合を制するのに6度のマッチポイントを要した。

 試合中の強風に悩まされたナダルは、「あまり快適なマッチではなかった。プレーに影響を及ぼされた」とコメント。また、「誰が優勝候補かというような話はしたくない。今はただ、良いプレーができて3回戦に進んだことが嬉しい。先のことは考えていない」とも話した。

 2003年大会の2回戦で、現在デ杯スペインチームの監督を務めるアレックス・コレチャ(Alex Corretja)に黒星を喫して以降、この大会では負けなしを誇るナダルは、この勝利で大会35連勝目を挙げ、バルセロナ・オープンでの通算成績を36勝1敗とした。ナダルは過去に出場した8回のうち、7回で大会制覇を達成している。

 膝のけがにより7か月間の欠場を強いられた後、2月に復帰したナダルは今季のクレーコートでの成績を22勝2敗に伸ばした。

 ナダルは3回戦で大会第13シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)と対戦する。

 一方、第1シードのフェレールはロシアのドミトリー・ツルスノフ(Dmitry Tursunov)に敗れ、2回戦敗退に終わった。(c)AFP/Scott Williams