【4月20日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2013)は19日、モナコのモンテカルロ(Monte Carlo)でシングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、2-6、6-4でブルガリアのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov)を下し準決勝進出を決めた。

 ディミトロフがナダルを脅かす場面も見られ、前人未踏の大会9連覇を狙うナダルにとって、クレーコートでは類いまれに見る緊迫した試合となった。

 しかし試合終盤にディミトロフが脚のけいれんに見舞われ、結局ナダルが2時間9分に及んだ勝負を制した。

 2003年の初参戦の際に敗れて以来、モンテカルロでは一度も敗戦を喫していないナダルだが、この試合では36本のアンフォースドエラーを犯したとともに、世界ランク34位のディミトロフに28本のウィナーを奪われた。また、ナダルがこの大会でセットを落とすのは、2009年以降わずか3度目のことだった。

 第3セット終盤、ディミトロフは左太ももの痛みに耐えながらも、サイドラインに沿ったウィナーでナダルのマッチポイントをしのぐが、その後ナダルがこの試合2本目のサービスエースを決め、劇的な戦いに終止符を打った。

 ナダルは、準々決勝で大会第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と対戦する。今大会好調のツォンガは、準々決勝で第13シードのスタニスラス・ ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)を2-6、6-3、6-4で下している。(c)AFP/Scott Williams