【3月16日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2013)は15日、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で男子シングルスの準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-1で第8シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を退け、準決勝に進出した。

 今季の17勝を含む、22連勝でまい進中のジョコビッチは、第1セットの第5ゲームでツォンガがダブルフォールトを犯してチャンスを得る。次のプレーでジョコビッチは激しいバックハンドリターンを低く打ち込んで攻撃。ツォンガは反射的にボレーで応戦したもののボールはネットにかかり、結果ジョコビッチが試合最初のブレークを奪った。

 第2セットでもツォンガは4度ものダブルフォールトを犯し、そのうちの第2ゲームの2本ではジョコビッチにトリプルブレークポイントを献上する。この後ツォンガは2度ブレークポイントをしのいだが、結局ジョコビッチにブレークされ、事実上ツォンガの命運は尽きてしまった。

 ツォンガは第6ゲームでもダブルフォールトでジョコビッチにブレークポイントを与え、セットカウントを5-1とする。

 そして迎えた第7ゲーム、ジョコビッチのサーブ。ジョコビッチはツォンガに動く隙を与えず、エースを連発してトリプルマッチポイントとすると、最後には士気を喪失したツォンガがバックハンドを打ち上げアウトに。ジョコビッチは結局第2セットの自分のサービスゲームでは1ポイントも奪われることなく、試合開始からわずか54分でツォンガを退けた。

 準々決勝でジョコビッチは、世界ランク3位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)か、大会第7シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦する。(c)AFP