【3月3日 AFP】ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2013)は2日、男子シングルスの決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-3で第3シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を下し、自身4度目の大会制覇を飾った。

 世界ランク1位のジョコビッチは、準決勝で前回大会(Dubai Duty Free Tennis Championships 2012)を制したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破った同6位のベルディハを相手に積極的なゲーム展開を見せ、自身がテニス界で卓越した存在であることを見せ付けた。

 この勝利でジョコビッチは直近6大会で5度目の優勝を遂げ、連勝を18に伸ばした。

 ベルディハは第1セットで最初のサービスブレイクをした後、自分のペースに持ち込むチャンスはあったが3度のミスでそれを失い、その後も3度の重要なブレイクポイントを僅差で落とした。試合終盤にジョコビッチはサーブまでに時間をかけすぎたとして主審にタイムバイオレーションを科されたが、うまく対処するなど、両選手の一番の差は精神面に表われていた。

 ジョコビッチは1月に連覇を達成した全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)以来の出場となった今大会を制覇し、喜びの表情を見せていた。(c)AFP