【2月27日 AFP】ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2013)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-4でセルビアのヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki)に勝利し、2回戦に進出を決めた。

 デビスカップ(Davis Cup)のセルビア代表のチームメイトで、同国の首都ベオグラード(Belgrade)のテニスコートで共に育った幼なじみ同士の対戦となったが、ジョコビッチはその友情に邪魔されることなくトロイキを退けると、1月に連覇を飾った全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)に続き、タイトル奪還を目指す今大会でも快調な発進を遂げた。

 守備から突然攻撃に出る素早いプレーを見せたジョコビッチは、約4週間ぶりのATPツアーシングルスの試合だとはにわかに信じがたいパフォーマンスを披露した。唯一のミスは、第2セットの中盤、揺るやかに打ったセカンドサーブから返ってきたリターンをバックハンドで打ちそこない、ブレークを許してセットカウントを4-4にされてしまったときだけだった。

 しかし、ジョコビッチはその後集中力を高めて即座にブレークを奪い返し、最後には問題なく試合を制した。(c)AFP/Richard Eaton