【2月18日 AFP】男子テニス、ブラジル・オープン2013(Brazil Open 2013)は17日、ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)でシングルス決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-3でアルゼンチンのダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian)に勝利し、優勝を飾った。

 7か月の戦線離脱を経ても、いまだに膝の負傷の影響に悩まされているナダルだが、1時間18分の戦いの末にナルバンディアンを下し、復帰後初の優勝を収めた。

 現在世界ランク5位のナダルは試合開始直後から攻勢を仕掛け、サービスブレークを奪うと、そのまま第1セットを奪った。

 第2セット序盤には過去に世界ランク3位まで上がったものの現在は93位に停滞している31歳のナルバンディアンが反撃を開始しリードを奪った。しかし、最終的にナダルが逆転勝利をつかむと、観客からは熱狂的な歓声が起こった。

 ナダルは「準決勝では膝が痛んだ。今日は耐えれるくらいには良くなった」とけがの状態についてコメントし、「ブラジル・オープンは素晴らしいし、自分にとっても大切なタイトル。2度目の優勝を果たすことができて嬉しい」と語った。

 キャリアを通じて51度のタイトル獲得を果たし、そのうちクレーコートで37度の優勝を誇るナダルは、今後の計画についてたずねられると、「今はアカプルコ(Acapulco)での大会(アビエルト・メキシカーノ・テルセル(Abierto Mexicano TELCEL))のことだけ考えるよ。他は頭にない。更に高いレベルで対戦できるまでに戻るまで、今はただ改善する時間を必要としている」と述べた。(c)AFP