【2月18日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2013)は17日、オランダのロッテルダム(Rotterdam)でシングルス決勝が行われ、大会第2シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は7-6、6-3でフランスのジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau)を下し、優勝を飾った。

 前年大会(BN AMRO World Tennis Tournament 2012)の決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer)に敗れたデルポトロは、ベネトーに4度目のマッチポイントを防がれた第2セットの第8ゲームの後に鼻血を出してしまい、最終ゲームは脱脂綿を鼻の穴に詰めて臨んだ。

 それでもデルポトロは準々決勝でフェデラーを退けたベネトーから13本のエースと3度のブレークを奪って競り勝ち、アルゼンチン人選手としては1982年に優勝したギレルモ・ビラス(Guillermo Vilas)以来史上2人目となるロッテルダム大会の覇者となった。

 夢のタイトル初優勝を拒まれたベネトーは、これまで8度メジャー大会で決勝に進出しているものの、全てで敗れている。(c)AFP