【2月11日 AFP】男子テニスのVTRオープン(VTR Open 2013)は10日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6、6-7、4-6でアルゼンチンのオラシオ・ゼバロス(Horacio Zeballos)に敗れ、準優勝に終わった。

 世界ランキング73位のゼバロスはツアーでの決勝進出は2度目だったが、元世界ランク1位でクレーでは抜群に強いナダルから接戦の末に勝利を挙げ、初優勝を飾った。

 クレーコート大会の決勝でナダルを破ったことがあるのは、これまでノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)とロジャー・フェデラー(Roger Federer)のみだった。ゼバロスはその3人目の選手となり、ナダルが7か月ぶりに復帰したばかりだったことを差し引いても十分といえる快挙を達成した。

 ナダルは今大会で、2012年6月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)男子シングルス2回戦での敗戦を喫して以来となる競技復帰を果たしていた。ナダルは同選手権以降、左ひざなどの負傷が原因で長期の欠場を強いられ、1月に予定されていた復帰もウイルス感染症のため2月にずれこんでいた。(c)AFP