【2月9日 AFP】男子テニスのVTRオープン(VTR Open 2013)は8日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-4で第7シードのダニエル・ヒメノ・トラヴェル(Daniel Gimeno-Traver、スペイン)を下し、準決勝に進出した。

 今大会で7か月におよぶ長期欠場から復帰しているナダルは、同じスペイン出身のヒメノ・トラヴェルをストレートで退けた。

 四大大会(グランドスラム)通算11勝を誇るナダルは、準決勝で第3シードのジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)とイタリアのパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi)の勝者と対戦する。

 2012年6月に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)でまさかの2回戦敗退を喫したナダルは、今大会まで戦線離脱していた。

 左ひざの腱の損傷と炎症の治療のため、ロンドン五輪と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)の欠場を余儀なくされたナダルは、年明けに予定していた復帰も感染症により延期していた。

 ナダルは今後、ブラジル・オープン2013(Brazil Open 2013)とアビエルト・メヒカーノ・テルセル(Abierto Mexicano Telcel 2013)、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2013)とソニーオープン(Sony Open 2013)を経て欧州に戻る。

 その後は、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2013)とバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(Barcelona Open Banco Sabadell 2013)、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)に出場し、通算7度の優勝を誇る全仏オープンテニス2013(French Open 2013)を迎える予定としている。(c)AFP