【2月7日 AFP】男子テニスのVTRオープン(VTR Open 2013)は6日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2でアルゼンチンのフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis)を退け、準々決勝に進出した。

 四大大会(グランドスラム)通算11勝を誇るナダルが、2012年6月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)でまさかの2回戦敗退となって以来、約7か月ぶりの公式試合出場を果たした。

 左ひざの腱の破損と炎症でロンドン五輪と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)の欠場を余儀なくされていたナダルは、年明けに予定していた復帰も感染症により延期していた。

 テーピングを左膝に巻いてコートに登場したナダルは、試合前にはプレー開始が待ち遠しいのか、足で小躍りをしながらコイントスに臨んでいた。

 世界ランク5位まで後退したナダルは、試合勘の鈍りから第1セットの第1ゲームにブレークを喫するなど、世界ランク128位のデルボニスに0-2とリードされたが、その後は立ち直りを見せ、第1セットを先取した。

 続く第2セットでナダルは、太陽を照り返す赤いクレーコートで余裕の表情を浮かべ、ドロップショットの後はネットまで走る場面も見せていた。(c)AFP