【1月31日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が、チリで開催される今シーズン初のクレーコート大会、VTRオープン(VTR Open 2013)で復帰できることを楽しみにしていると語る一方で、負傷した膝の状態が思わしくないこと明らかにした。

 故障や胃のウイルス感染で全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)欠場を余儀なくされるなど、7か月間ツアーを欠場しているナダルは、チリのビーニャ・デル・マール(Vina del Mar)で開催されるVTRオープンにワイルドカードとして出場を予定している。

 故郷のマヨルカ(Mallorca)で行われた練習後にナダルは、トップレベルに戻れる見通しが立って興奮していると話したものの、膝への不安が解消されていないことを明かした。

 ナダルは、「再びツアーに復帰し、世界トップレベルの大会に出場できることが待ち遠しいよ。膝が試合に耐えて、良い反応を示してくれることを願っている。まだ違和感を抱えているけれど、膝がトップレベルのプレーに馴れるまで待たないといけない」と述べた。

 2012年の全仏オープン(French Open 2012)で通算11度目の四大大会(グランドスラム)制覇を成し遂げたナダルだが、6月に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)でルカシュ・ロソル(Lukas Rosol、チェコ)に2回戦敗退を喫したのを最後にツアーを欠場していた。

 ナダルの復帰後初めてとなる試合は2月6日に予定されており、ナダルは2回戦からの出場となる。同大会にはナダルのほかに、前年覇者で世界ランク12位のフアン・モナコ(Juan Monaco)らが出場する。(c)AFP