【11月21日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位で膝の故障のため約5ヶ月プレーから遠ざかっていたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、地元マジョルカ(Mallorca)で競技復帰に向けたトレーニングを開始した。

 ナダルはフェイスブック(Facebook)上に、「今日は休養空け最初のトレーニングだった。前進しているし、今後もそうなっていくことを願うよ」とコメントを投稿した。

 26歳のナダルは、6月28日に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)、シングルス2回戦でノーシードのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol、チェコ)に敗戦を喫して以来、試合に出場していない。

 その後長年にわたり悩まされてきた左膝の痛みの原因が、膝蓋骨裏にある脂肪組織の炎症であるホッファ症候群(Hoffa syndrome)であることが明らかになった。

 ナダルは、2大会連続の金メダルがかかったロンドン五輪と連覇を狙った全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)を療養のため欠場。11月16日から18日にかけて行われ、王者スペインがチェコに敗れた国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2012)も欠場した。

 現在ナダルの世界ランクは、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に次いで4位となっている。

 ナダルは競技復帰時期について明確に言及していないが、以前、自身の次の目標は四大大会(グランドスラム)の開幕戦、2013年1月下旬の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)に完璧なコンディションで臨むこととコメントを残している。(c)AFP