【11月12日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2012)は11日、ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で7日目が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6、6-2で第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に勝利し、決勝戦進出を果たした。

 この大会のために温存していたかの様な卓越したプレーを見せたフェデラーは、1時間33分でマレーに快勝し、名誉あるシーズン最終戦での3連覇がかかる決勝への切符を手にした。フェデラーは通算7度目のツアー・ファイナル優勝をかけて、12日に行われる決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。

 第1セットは接戦を強いられたフェデラーだったが、一度勢いに乗ると、2人が対戦した2012年ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)での優勝を彷彿とさせる勝利を挙げるとともに、マレーに敗れ銀メダルに甘んじたロンドン五輪のリベンジを果たした。

 今季は印象に残るプレーを見せ、英国人初の決勝進出を狙っていたマレーだったが、3度目の準決勝敗退を喫し、失望の残るシーズンの終わり方を迎えた。(c)AFP