【10月26日 AFP】男子プロテニス協会(Association of Tennis ProfessionalsATP)は25日、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、英ロンドン(London)で開催されるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2012)を欠場すると発表した。

 ナダルは、29日に開幕を迎えるパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2012)も欠場する。

 元世界ランク1位のナダルは、6月に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)のシングルス2回戦でノーシードのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol、チェコ)に衝撃的な敗戦を喫して以来、試合に出場していない。

 左膝蓋骨裏にある脂肪組織の炎症であるホッファ症候群(Hoffa syndrome)を患っているナダルは、9月には100%のコンディションに戻るまではツアーに復帰しないと宣言していた。

 ロンドン五輪と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)を欠場したナダルは、11月5日から12日に行われるツアーファイナルと、その後プラハ(Prague)で行われるデビスカップ(Davis Cup 2012)決勝、チェコ戦への出場を目指していた。(c)AFP