【8月31日 AFP】男子テニスの元世界ランキング1位で、この日30歳の誕生日を迎えた米国のアンディ・ロディック(Andy Roddick)が30日、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)を最後に現役を引退することを表明した。

 2003年に行われた全米オープンで優勝しているロディックだが、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)といった実力者の存在により、グランドスラム(四大大会)の優勝回数を増やすことはできなかった。

 ロディックは、「自分にとって最後の大会にすることを決めた。今がそうするための適切な時期だと感じた。ずっと考えていたけれど、1回戦を戦った後に今がその時だと悟ったんだ」と語った。

 2001年にツアー初優勝を飾って以降、ここまでツアー通算32勝を挙げているロディックだが、2006年の全米オープン、2004年と2005年、2009年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)では決勝でフェデラーに敗れ、準優勝に終わっている。

 大会第20シードのロディックは31日に行われるシングルス2回戦の試合で、オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)と対戦する。(c)AFP