【8月20日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2012)は19日、米オハイオ(Ohio)州シンシナティ(Cincinnati)で男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-0、7-6で大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破り、優勝を果たした。

 大会を通じてサービスゲームを1つも失なわない完璧なプレーを見せたフェデラーは、自身通算76度目の優勝を果たした。

 大会最多となる5度目の優勝を飾り、ジョコビッチとの28度の対戦でも16勝目を挙げたフェデラーは、優勝候補の筆頭として全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)に挑む。

 フェデラーはこれでATPマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で21度目のタイトルを獲得し、通算優勝回数でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に並んだ。

 また31歳のフェデラーの優勝は、2004年大会を34歳で制したアンドレ・アガシ(Andre Agassi)以降では、最年長での優勝となった。

 フェデラーは今シーズンすでにマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2012)とBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2012)でマスターズ1000を制覇し、さらにはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)では7度目の優勝を飾って、17個目となる四大大会(グランドスラム)のタイトルを獲得している。(c)AFP/Scott Williams