【7月9日 AFP】8日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)で通算7度目の優勝を果たしたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)から受けた声援を称えた。

 ウッズは、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)を4-6、7-5、6-3、6-4で退けて17度目のグランドスラム(四大大会)制覇を遂げたフェデラーに対し、ツイッター(Twitter)上で、「マレーの素晴らしいプレーに脱帽した。だが、僕らはフェド(フェデラーの愛称)が#GOAT(Greatest Of All Time、史上最高の略)である理由を目撃した」と書き込んでいた。

 しかし、ウッズは個人的にもフェデラーに対してお祝いのメッセージを送っていた。

 フェデラーは試合後の記者会見で「ツイッターを見なくても、個人的にもメッセージを頂いた。ウッズはこの数日間、ものすごく後押しをしてくれて素晴らしく応援してくれた」とコメントした。

 フェデラーはピート・サンプラス(Pete Sampras)氏、ウィリアム・レンショー(William Renshaw)氏と並んで大会歴代最多タイとなる通算7度目のウィンブルドン優勝を遂げ、世界ランク1位に返り咲く。

 サンプラス氏は通算で286週間に渡り1位の座に就いていたが、フェデラーのランキング1位は9日から285週目に入る。

 フェデラーは「他競技の偉大な選手が自分に期待してくれているのは嬉しいことだ。更なる後押しをしてくれる。タイガーの成功も祈っているし、彼にもそれは伝わっている。フェイスブック(Facebook)やツイッターは公なものではあるけれど、それでも、素晴らしい選手たちから支持を得るのは素晴らしい気分だ」と語った。

 一方のウッズもメジャー通算14勝を挙げており、歴代1位の通算18勝を誇るジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏を追っている。(c)AFP/Dave James