【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、6-2、6-2で大会第26シードのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny、ロシア)を退け、準決勝に駒を進めた。

 ユーズニーとの対戦成績を14勝0敗としたフェデラーは、準決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。

 全仏オープンテニス2012(French Open 2012)でジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏が持つ四大大会(グランドスラム)ベスト4進出通算回数31回に並んでいたフェデラーは、ベルギーのザビエル・マリッセ(Xavier Malisse)との4回戦で訴えていた背中の痛みを感じさせず、グランドスラムでは自身通算32回目となる4強入りを果たした。

 今大会でピート・サンプラス(Pete Sampras)氏に並び歴代最多となるウィンブルドン通算7度目の優勝を目指すフェデラーは、試合観戦に訪れたウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)夫妻の前で、準々決勝敗退に終わっていた過去2大会の記憶を払拭することに成功した。(c)AFP