【6月25日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)の連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が24日、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れた全仏オープンテニス2012(French Open 2012)決勝の苦い記憶は引きずっていないと語った。

 ナダルに敗れ、四大大会(グランドスラム)4連続優勝の夢を絶たれたジョコビッチだが、ウィンブルドンが開催されるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ (All England Lawn Tennis and Croquet Club)には気力が溢れた様子で到着した。

 25歳のジョコビッチは、この1年間に行われたウィンブルドン(The Championships Wimbledon 2011)、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2012)の決勝でいずれもナダルを下して優勝を果たしてきた。

 全仏のコートを敗者として去るのは辛かったとジョコビッチは語ったものの、後悔を長く引きずることはなく、すでに気持ちはウィンブルドンで新たな成功を収めることに集中している。
 
 「(全仏は)もう過去のことだ」と語ったジョコビッチは、「本当に惜しかったし、勝てるチャンスがあると分かっていたからこそ試合後は落ち込んだけれど、次の日にはすっきりしていたよ。初めて決勝進出を果たしたことも満足感を与えてくれたんだ」と明かした。

 「まだ25歳だ。全仏で優勝するための年数もチャンスも十分あると考えている」

(c)AFP/Steve Griffiths