【6月7日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と大会第6シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が準決勝に駒を進めた。

 第12シードのニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)を7-6、6-2、6-3で下したナダルは、第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に6-4、6-7、6-3、6-2で勝利した親友のフェレールと準決勝で対戦することになった。

 2005年に18歳の若さで大会初出場を果たし、全仏初制覇を成し遂げたナダルは、アルマグロ戦での勝利で大会通算50勝目を挙げた。ナダルが全仏で喫した敗戦は、2009年大会の4回戦でロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)に敗れた一戦のみとなっている。

 今大会でナダルが通算7度目の優勝を飾れば、全仏6度の優勝で並ぶスウェーデンのビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏を上回り、単独で歴代最多となる。また、グランドスラム通算11勝はボルグ氏とオーストラリアのロッド・レーバー(Rod Laver)氏に並ぶことになる。

 2年連続全仏4強入りを目指したマレーは、アンフォースドエラー59回を犯し、フェレールに敗れて大会から姿を消すことになった。

 グランドスラム過去5大会で4強入りを果たしていたマレーには、英国人男子選手としては76年ぶりとなるグランドスラム制覇が期待されていたが、その望みはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)に持ち越しとなった。(c)AFP/Allan Kelly

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