【6月6日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が苦しみながらも準決勝に駒を進めた。

 第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と対戦したジョコビッチは、4度の相手マッチポイントをセーブするなど6-1、5-7、5-7、7-6、6-1で勝利を収めた。

 2011年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)、2012年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)を制しているジョコビッチは、今大会で43年ぶり史上3人目となるグランドスラム4連続優勝が期待されており、準決勝ではグランドスラム通算16勝を誇り、2009年大会王者のフェデラーと対戦する。

 敗れたツォンガは、1983年大会のヤニック・ノア(Yannick Noah)氏以来となるフランス人選手による全仏制覇を目指していたものの、その夢はまたしても叶わなかった。

 一方、第9シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦したフェデラーは3-6、6-7、6-2、6-0、6-3で辛勝し、通算32回目のグランドスラム4強入りを果たした。

 グランドスラム初制覇を果たした2009年の全米オープン決勝とATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2009)でフェデラーに連勝していたデルポトロだったが、手首の故障から復活した2011年以降では対フェデラー戦5連敗を喫している。(c)AFP