【6月4日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が準決勝での対戦に向け、不安定な戦いをみせながらも準々決勝に進出した。

 ジョコビッチは低い気温の中2セットを先取されたものの、4-6、6-7、6-3、7-5、6-3で第22シードのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)を下した。4時間を越える熱戦で77回のアンフォースドエラーを重ねたジョコビッチは、通算7戦7勝を挙げていたセッピに苦戦したものの、見事な逆転勝利を収めた。

 一方フェデラーも第1セットを落としたものの、ラッキールーザーのベルギーのダビド・ゴフィン(David Goffin)を5-7、7-5、6-2、6-4で退けた。一時はゴフィンに2セット連取を許すかと思われたフェデラーだったが、四大大会(グランドスラム)での32大会連続準々決勝進出を果たしている。

 同日行われた試合では、第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と第21シードのスタニスラス・ワウランカ(Stanislas Wawrinka、スイス)の対戦と、第9シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と第7シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)の対戦が日没順延となり4日に持ち越された。

 ツォンガは6-4、7-6、3-6、3-6、4-2でワウランカを、デルポトロは7-6、1-6、6-3でベルディハをそれぞれリードしている。

 ツォンガとワウランカの試合の勝者が準々決勝でジョコビッチと、デルポトロとベルディハの試合の勝者が準々決勝でフェデラーと対戦することになっている。(c)AFP/Dave James