【6月1日 AFP】全仏オープンテニス2012(French Open 2012)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第10シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)とフランスのポール・アンリ・マシュー(Paul-Henri Mathieu)の試合は4大大会(グランドスラム)史上4番目に長い激戦となり、マシューが6-7、6-4、6-4、3-6、18-16で制した。

 同日行われた試合で米国のジェシー・レヴィン(Jesse Levine)が4-6、5-7、2-6でカナダのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic)に敗れたことで、8選手が出場した米国勢の中で最後の希望となったイズナーだったが、全仏歴代2位、グランドスラム歴代4位となる5時間41分の試合に敗れた。

 イズナーは2010年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)でテニス史上最長となる11時間5分に及ぶ試合を戦った経験があり、3日がかりで行われたその試合ではマシューと同じフランス出身のニコラ・マウー(Nicolas Mahut)に6-4、3-6、6-7、7-6、70-68で勝利していた。

■ナダルは快勝、マレーは苦しみながらも3回戦進出

 一方、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と大会第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ともに3回戦進出を果たしたが、両者の内容は対照的だった。

 左足の痛みと背中のけいれんに苦しみながらもフィンランドのヤルコ・ニエミネン(Jarkko Nieminen)に1-6、6-4、6-1、6-2で勝利したマレーに対し、ナダルは6-2、6-2、6-0でウズベキスタンのデニス・イストミン(Denis Istomin)を退け、全仏での通算成績を47勝1敗に伸ばした。

 3回戦でナダルはアルゼンチンのエドゥアルド・シュワンク(Eduardo Schwank)と、マレーはコロンビアのサンティアゴ・ ヒラルド(Santiago Giraldo)と対戦する。(c)AFP/Allan Kelly