【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2012)は18日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が準決勝に進出した。

 前回大会王者のジョコビッチは、7-5、6-1で第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下した。

 先週行われたマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2012)で優勝を果たしたばかりのフェデラーは、最初の15点のうち14点を奪い、わずか53分でイタリアのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi)に6-1、6-2で勝利した。

 ジョコビッチとフェデラーは、準決勝で通算25度目の対戦を果たすことになった。

 今大会はフェデラーが優勝経験がない数少ない大会のうちの一つで、決勝進出を果たした2003年大会と06年大会では準優勝に終わっている。
 
 前回ジョコビッチと対戦した2011年全米オープン(US Open 2011)の準決勝では敗戦を喫しているフェデラーだが、マドリード・オープンではクレーコートでの試合での成功を証明した。

 また大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も6-4、7-5で第7シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を退けて準決勝へ駒を進め、世界ランクの上位が3選手が全仏オープンテニス2012(French Open 2012)の前哨戦でベスト4に顔を揃えた。
 
 ナダルは、第16シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を7-6、6-3で下した第6シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)と準決勝で対戦する。両者は4月に行われたバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2012)決勝で対戦しており、同試合ではナダルが勝利して通算7度目の優勝を飾っている。(c)AFP/Scott Williams

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